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コンシェルジュ コラムバトン

コンシェルジュ コラムバトン
子育ての味方、一般社団法人Wendyを紹介します。
2022.07.26
平地区保健福祉センターの子育てコンシェルジュ 八代です。

今回は子育て中の皆さんの強い味方、一般社団法人Wendy(ウエンディ)を紹介します。

平消防署の近く、静かな住宅街の一角にあるかわいらしい一戸建てのWendy。
Wendyは仲の良いママ友の家に遊びに来たような、ほっとできる、そんな気持ちになる場所です。
体験してみたかったハンドメイド教室や、気の置けない友達同士でのカフェ利用、一時預かり、交流会などメニューは盛りだくさん。やさしいスタッフは、皆さん子育てを経験した人ばかりです。
子育て奮闘中のママたちの気持ちを受け止めてくれる「みんなの居場所」です。

楽しいこと、うれしいことがたくさんある子育てですが、時々は頑張りすぎて疲れてしまったり。
悲しいことだけれど、思い通りにならない苛立ちや、少しだけ涙することもありますよね。

そんな時は「誰か」を頼ってもいいんです。 ほっとできる居心地のいい居場所で、誰かに寄り添ってもらえたら、また頑張る力が湧いてきます。 たくさんの「誰か」に支えられた「自分らしい子育て」をしてほしい、それを目標にWendyは誕生しました。
以下、Wendyからのメッセージをご紹介します。
 Wendyが誕生したのは2007年。誕生のきっかけになったのは、代表の三浦が「お料理教室に参加したい!」と申し込んだところ、子連れ参加を断られ「それなら自分でやろう!」と自ら企画・開催を決意。【託児付き教室・くりーむそぉだ】の始まりでした。
翌2008年にはWendyとして活動を広げていきました。託児付き教室の企画・開催、イベント開催では会場内に子どもたちの居場所(あそび場)を設置するなどのほか、子どもたちの一時預かり(見守り)や「子連れであることで諦めないでほしい」出かけた先で、楽しむ場の提供、リフレッシュ時間の提供など子育て世代から寄せられる声に応えること、「あったらいいね」を形にしよう!と活動してきました。

 東日本大震災後は「悩みを吐き出せる場所」が必要だと感じ、お茶を飲みながらゆっくりおしゃべりを楽しめる場所、Wendy’sカフェも始めました。お友だち数人で集まり、お昼ご飯やお菓子は持ち込みOK。設置してあるサーバーで飲み物はお替り自由。
 このWendy‘sカフェを利用し、集まった母親たちで立ち上げて誕生した団体が「いわき市アレルギーっ子交流会 もぐのび」さんです。
ほかにもWendyの開催する「おしゃべり交流会」や「テーマ別交流会」がきっかけで誕生したグループがいくつかあります。3人以上のお子さんがいるママの会「メニチル」、転勤族が多いことから出身地別の交流会から誕生した「チーム関東」、40代のママの会「クローバー」など、今では3つのグループのお子さんも大きくなり、ママたちが仕事を再開したり、転勤でいわきから離れるなどにより卒業していったグループもありました。
 この中でも「男の子のママ集まれ!」グループはいまもカフェを利用してくれています。いずれも「テーマ別交流会」がきっかけとなり、共通の悩みや話題で盛り上がる中で「もっと話したい」「また会いたい」とのことから、グループ化しています。
 この数年は、コロナ禍の警戒により人と集まることに抵抗を感じる方も多く、特に子育て世代にとっては我慢することが多くなったように思います。利用者さんの健康と安全を第一に考え、気をつけながら交流会を開催してきました。春に転勤で引っ越ししてきた方へいわきの情報をお伝えする会とした「ようこそいわきへ交流会」は、転入者からの要望も多く4月~6月に期間を延ばし、4回の開催となりました。
 昨年より新しいテーマで開催している「発達のんびりさん集まれ」は利用者さんから「1歳半健診で成長が少しのんびりで」「しばらく様子をみましょうねって言われたけど…。」「どうしたらいいの?」などの声から始まりました。お子さんの発達についてのお悩みやお困りごとを吐き出せる交流会となっています。心配の種が成長してしまう前に、早めに参加してみることをお勧めしています。交流会には毎回2~3組の親子が参加されています。
 過去には、お子さんの年齢別交流会や、パパが単身赴任中の方の交流会、血液型別交流会などもありました。皆さんがやってみたい交流会のテーマは何ですか?交流会は皆さんの声からも開催することができます。リクエストがありましたら教えてくださいね♪
 2017年度から「交流会を平以外の地域でも開催してほしい。」との要望を受け、『おしゃべり交流会』はいわき市内7地区で開催しています。毎年、いわき市の各地区に出向き開催する交流会では、各地区保健福祉センター内で子育て相談窓口を担当されている【子育てコンシェルジュ・母子保健コンシェルジュ】が参加します。地域の課題を聞き、どのような情報が必要なのか?参加者の皆さんと一緒に交流を通じて身近な存在で関わっていただいています。交流会でも子育てに活かせる講座などもあります。講座を終えた参加者の中には子育て支援に興味がでて、子育て支援員研修を受ける方もいらっしゃいます。子育ての経験を活かして、次世代の子育てを応援する人材の発掘にも力を入れています。
 私たちWendyはスタッフとしてだけでなく、母でもあります。
皆さんと過ごす時間の中で学んだこと、楽しむことの大事さ、また不安や悩みの中には深い愛情の存在があることも教えてもらいました。
これからも関わってくださる支援団体のみなさんや利用者さんとの時間を大事に、地域に寄り添える活動をしていきたいと思います。

<一般社団法人Wendy>
住所:福島県いわき市平字正内町45-6
ホームページ:http://www.to-ho-net.co.jp/wendy/
フェイスブック:https://www.facebook.com/wendy.iwaki
メールアドレス:wendy@to-ho-net.co.jp