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コンシェルジュ コラムバトン

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添乗員は子育てコンシェルジュ ~スイス編・どうする?英語の習い事~ 
2022.08.09
勿来・田人地区保健福祉センターの子育てコンシェルジュ 今野です。

夏休み真っ最中ですね。保護者の皆様、お疲れ様です(^^;
私は夏が苦手で、子どもたちと過ごす夏休みには苦労しました。

夏休みのメインイベントは「旅行」というご家庭も多いと思いますが、この夏も新型コロナウイルス感染症は収まる気配を見せず、せっかくの夏休みなのに気軽に旅行を楽しめる気分にはなれない方も多いのではないでしょうか。

私はそんな時、現実逃避、はるか遠い異国に思いを巡らせて気分転換しています。

今回も子育て中に家族と訪れた国と感じた事を書きたいと思います。
旅行好きのお父さん、お母さんの息抜きになったら嬉しいです。

添乗員は子育てコンシェルジュ、よろしければお付き合いください。真冬のスイスをご案内します。


我が家の家族旅行は夫の休みにあわせてほとんど年末。スイスを訪れたのも年末。
その年のヨーロッパは大寒波に見舞われており、着陸時に飛行機のドアが凍りつき開かなくなってしまった程でした。
憧れの登山鉄道も行く先々みんな雪に埋もれてしまい、アルプスの少女ハイジの舞台となった村も雪以外何も見えず、夫は10年以上たった今でも「冬に行って失敗した」と嘆いています。

それでも美しいアイガー、メンヒ、ユングフラウの三連峰を見られたことや、観光シーズンに行くとかなり混雑するというヨーロッパ一標高の高い駅・ユングフラウヨッホ駅や展望台もガラガラに空いていたこと等、シーズンオフもそれなりに悪くない、ですかね?何事も物は取りようです。

添乗員さんが「スイスは多国語国家でドイツ語圏が多い。英語は小学校から授業で教え、ほとんどのスイス人は不自由なく英語を話す」等、スイスの語学教育について説明してくれました。うらやましい限りです。

それを聞いて家庭内討論開始。
「だいたい日本は母国語にエネルギーを使いすぎ。古文、漢文は選択制にすればいいし難解漢字より英単語を覚えた方がいい」と娘と私。
「いやいや、古文も漢文も日本人として大切。選択制だとその面白さを知らないままになってしまう可能性がある。やっぱり必須がいい」と息子。
「パパはどう思う?」と振ると
「へ?」・・・
聞いていない(白目)。家庭内プロレスになる前に話題を変えます。我が家あるある(泡)。

「英語を教える園に入れたかった」
「英語を習わせたいが、金銭的にも時間的にも余裕がない」

など、お母さん達から英語の習い事についての悩みはよく聞きます。
お子さんの将来を思う親ごころですね。

英語、話せたらいいですよね。世界が広がる気がします。
でもご家庭の都合で習わせることができないのなら、焦る必要はないのではないでしょうか。

私も上の子を英語教室に通わせましたが、ほんの数回通っただけで間もなく二人目を妊娠し、つわりや出産育児に追われ通う余裕がなくなりました。
そんな我が家の状況はというと、息子は英語が苦手でしたが必要に迫られて、娘は好きな音楽や映画を通して身に付けていったようです。本人たちの努力があってのことですが、その努力を引き出したのは、必要に迫られたり、好きだったりということだったのだと思います。親は労力もお金も使っていません。

また、小さい時にネイティブの英語を聴かせないと正しい発音ができなくなる、とも聞きます。ネイティブ並みの発音ができたらいいですね。
でも視野を広げて見ると、スイスを含めてどこの国でも、その国その国で独特の訛りの英語を話していましたから、それほど気にしなくてもいいのかもしれません(個人的見解です)。

習い事はご家庭の都合に合わせてよいのではないでしょうか。

無理をしても続かないかもしれません。それより、自分の道は自分で切り開き、必要なスキルを身につけていく力の方が大事なのかもしれません。

じゃあ必要な力、能力って何か。
私もよくわかりませんが、英会話についてある英語の先生からこんなお話を聞いたことがあります。
「乳幼児期から脳の言語中枢を鍛えると語学の強い子になる。そのためにはたくさん話しかけ、たくさん絵本を読んであげることがいい」
とのこと。もう15年以上前のことなので、科学的に立証されていることなのかどうかもわかりませんし、何の根拠もない話なのかもしれません。

でもやってみる価値はありそうです。
話しかける言葉はもちろん母国語、日本語ですのでお間違えの無いようご注意を(^_-)-☆