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コンシェルジュ コラムバトン

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初めての園選び
2022.09.06
内郷・好間・三和地区保健福祉センターの子育てコンシェルジュ 山野邉です。

10月から幼稚園や保育所(園)の来年度入所・入園の申込みが始まりますね。
幼稚園にしようか、保育所(園)にしようか、どんな園にしようか、迷っていませんか?

二人目以降は、上の子と同じ園!と決めて迷うことがないかもしれませんが・・・
初めての園選びは、わからない事ばかりで迷いますよね。実は私も迷った一人。
窓口で入所の相談を受けていると「ママの気持ちわかる」と思わず言いそうになっちゃいます。(笑)

ママから「どこの園が良いと思いますか?」「お勧めの園は?」という質問されることが多いです。
とくに転入後まもない、土地勘の無い方からは高い確率で聞かれます。
では、良い園とは、どんな園でしょうか?

私の話になりますが・・・ 保育士の経験があり、保育現場の理想と現実の違いを感じたことがあります。(保育関係のみなさん、ごめんなさい) だからなのかもしれませんが、自分の子どもが生まれたら、こんな子育てがしたい!幼児教育はこんな風にしたい!という夢がありました。しかし、現実の子育ては、も・ち・ろ・ん理想通りになりません。予想外のことばかりでした。(汗)  上の子は私立幼稚園に入園させようと思い、園の見学や未就園児教室への参加、先輩ママからの情報収集をしました。園を見学した日は、夕食時などに園の様子を家族に話しました。きっと、家族は私の話を聞きたくなかったと思います。(笑) 
どの園にしようか、迷いながらも楽しくなってきた頃、義理の母からのアドバイス?で、自宅から近い保育所に通うことに決まりました。そこは、私の選択肢に無い園でした。

在園中は、子どもの成長を喜んだり、悩んだり、一緒に楽しんだり、いろいろなことがありました。保護者会の役員を経験させていただき、様々な子育てがあるんだなぁと実感でき、先輩ママから沢山のことを学ぶことができました。
当時、就労先で子育ての話をすると「お子さんの話が面白いから専用のHP作っておいたよ。」なんて言われたり、行きつけの美容室では「お子さんの話面白いから本でも書けば。」と言われたり・・・今、思い返しても幼児期のエピソードは沢山あります。どれも今では笑い話ですが、当時は、真剣に悩んでいました。こんな経験からママ達に「大丈夫、笑い話になるから。」と言ってしまうのかもしれませんね。

結論から言うと、通った園は子どもに合っていたと思います。
特に二人の大学受験を終えた時、お世話になった園で良かったと心から思いました。3年間で自由な発想(上の子)、興味のあるものへの探究心(下の子)を伸ばしていただきました。下の子の担任は、私が保育実習でお世話になった先生でした。私の希望した園だったら、下の子の探究心は伸ばせなかったかもしれません (個人的意見です)。

初めての園生活は家庭から集団生活への第一歩!親として良い環境で集団生活を送らせたいと思うのは当然です。
ただ、一番大切なことは、その園でお子さんが何を吸収するのか(いろんな表現があると思いますが・・・)だと思います。

中学生の塾を想像してみて下さい。
大半の人は、塾に通う理由は、成績を上げるため、志望校に合格するためですよね。しかし、塾に行くだけで成績が上がりますか?(塾)マンツーマン型式が合う人、(塾)授業形式が合う人、塾に通わず自分でコツコツ学習する人、様々です。自分に合っている学習方法がベストですよね。
幼児教育・保育も同じです。その子に合っていれば、良い園と言えると思います。
では、合う園とは、どういう園でしょうか?

下の子が高校生になる春、通っていた塾の広告に載りました。すると、新中学1年生の保護者から「どの塾がいいですか?」と質問を受けたことがありました。何度も聞かれるうちに、私は「うちには2パターンの子がいる」と言い、それぞれの特徴を話します。そして、「どっちのタイプ?」「どこに進学させたいの?」と聞き返します。保護者の答えを聞いて、進学塾を勧めるか、少人数でその子に寄り添ってくれる街の塾のどちらかを勧めました。(もちろん塾名は言いませんが) あくまで私個人の意見です。(^^♪

私立幼稚園や私立保育園は、行事に力を入れている園・体操や英語に力を入れている園など様々、園の教育方針・保育方針に保護者が賛同できることが大切です!当たり前のことだと思うかもしれませんが・・・

入所(園)後に思っていた園と違った・保育方針を知らなかったという方が転園を希望する場合があります。もちろん転園した方がよいと思われる場合もありますが、中には「うちの子は得意じゃなかったから合っていなかった」という理由がありました。
好きなものが得意であれば一番良いと思いますが、好きだけど得意でない場合がありますし、どうしても他の子と比べてしまいますが、「できる・得意・向いている」だけでなく、園で経験することでお子さんは成長していると思います。体操が苦手だったお子さんが、体操に力を入れている園に入園して少しずつ出来るようになった。こんな時、出来るようになったこと以外にも成長しています。頑張る力・諦めない気持ち・体力・お友達と協力する、助け合うことを学ぶなど・・・・・ 一つ年上の園児の姿をみて自分もお兄さん・お姉さんのようになりたいと思うことも成長の一つです。

私が保育士をしていた園は、行事に力を入れている園でした。どの子も行事を一つ終えるごとに一回り大きく成長して顔つきも大人っぽく(まだまだ子どもですが)なります。達成感を得て自信に満ちた表情は本当に輝いています。そんな園児の成長を見るたびに保育士になって良かったと感じたものでした。

長々書きましたが、園は「縁」です!(受験のたびに「縁のある学校に合格するから大丈夫」と言ったのを思い出しました)
どの園に入所・入園してもパパ・ママの愛情と幼稚園教諭や保育士の愛情で成長するはずです。お子さんのために自信をもって園(教育方針・保育方針に保護者が賛同できる)を選んであげてください(^^♪
来年の春、元気に登園できますように☆彡

今回のコラムは、あくまでも私個人の思ったことです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。(^^♪

では、常磐・遠野地区保健福祉センターの草野さんから受け取ったバトンは、四倉・久之浜大久地区保健福祉センターの草野さんへ、バトンタッチ♪します(笑)