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コンシェルジュ コラムバトン

コンシェルジュ コラムバトン
読み聞かせの大切さ
2022.12.27
常磐・遠野地区保健福祉センターの子育てコンシェルジュ 草野です。

先日、絵本食育講座に参加して、改めて読み聞かせの大切さについて学ぶ機会がありました。

テーマは「やさい」で、絵本と見比べながら、実際に野菜を切って切り口がどうなっているかを観察するというものでした。講師の先生が優しい口調で読み聞かせを行い、その後「この野菜はなんていうかな~」と問いかけ名前を確認し、目の前で野菜を絵本と同じ形に切ってみました。切ってみると子どもたちは野菜をもって絵本に駆け寄り「同じ・同じ」と飛び跳ねて喜ぶ姿も見受けられました。

絵本を読んでいた講師の先生が話していた事です。親から子へ最初に与えられるものは、「命・名前・言葉」です。お父さん・お母さんの声で言葉を与える、本を沢山読んであげてください。幼稚園や小学校に入れば先生・読み聞かせを行っている方なども沢山いると思いますが、まずはお父さん・お母さんの声で読んであげてくださいというのです。心に響きました。子育て中のことを思い返してみました。子どもを寝付かせるとき、病院での待ち時間、「読んで・読んで」とせがまれたとき自分は読めていたかな?子どもを寝かせる時、読みましたが先に寝入ってしまったのは私でした。病院での待ち時間にも読みましたが、何度も同じ本を読んでとせがまれると「これで最後ね」と納得いくまでは付き合うことはしていませんでした。気持ちが乗らないと「同じの何回読んでもつまんないよ。」などと勝手な言い訳を押し付けていました。どうして「いいよ!(^^)!」と言ってあげられなかったのかと後悔しかないです。

先生は続けて、怒ったとき、怒っている時ほど読んでください。読む気になれない。気持ちが乗らないのはわかるけど、そういうときほど読んでください。読んでいるうちに気持ちが穏やかになり自然に笑顔があふれだしてきますから・・・と。

もっと沢山絵本から得られるものを伝えておけばよかったと思いました。そんな私にもお気に入りの絵本があります。絵がとってもかわいらしく、お話からは思いやりの心の大切さを学ぶことが出来ます。本棚から取り出し、時々思い出だしたように読み返すことがあります。心が温かく気持ちが穏やかに優しい気持ちになります。

「後悔先に立たず」今しかできない事、ちょっとした時間、お気に入りの絵本を子どもさんと一緒に読んでみて下さいね。

今年ももうすぐ終わりです。新しい年・新たな気持ちで目標を立てスタートを切れるようにしたいと思います。元気な笑顔の子どもさんやママ・パパたちに会えるのを楽しみにしています。