いわき市子ども・子育て支援サイト

コンシェルジュ コラムバトン

コンシェルジュ コラムバトン
子育て応援してます♪
2024.03.22
内郷・好間・三和地区保健福祉センターの子育てコンシェルジュ 山野邉です。

5年前、どうして私が子育てコンシェルジュに応募したのかというと・・・

私は、学生時代から頑張ったという経験が少なく、進学や就職など、努力する必要のない道を歩んできました。そんな私が、唯一、限界まで頑張ったと言えるのが「子育て」でした。
24時間365日、子どもファースト!の日々・・・
保育士をしていた時、子どもが生まれたら、○○したい、○○しよう等、いろいろ夢がありました。
しかし、現実は予想外のことばかり(泣)・・・たくさん笑い、たくさん悩みました。

下の子が3歳になり、保育所に入所。少しずつ仕事を始めようと思っていた矢先、引継ぎをすることもできないまま、責任あるポジションに就き、自分の代わりがいないという状態になりました。
小児科受診後、喘息の発作で苦しんでいる上の子を、実家の母に預け、仙台に出張したり・・・1ヵ月に9キロ痩せ、看護師に「原因がわかっているからいいけど、こんなに体重が減ったら癌を疑うよ」と言われたこともありました。

仕事と子育てで、大忙し!の日々・・・1日24時間じゃ足りないと思っていました。

仕事は「子どもがいるから」子育ては「仕事があるから」と手を抜いたことはありませんが、仕事も育児も中途半端になっているような気がして・・・悩んだことがあります。

そんな時、子どもの通っていた園のベテラン保育士に「ママはいつも携帯鳴って走っているよね。子どもは、仕事も、子育ても、保育所の役員も、全力で頑張っているママの姿を見ているから大丈夫。」と声をかけていただきました。

当時は、子どもがどう思っているかより、100%向き合えない自分が悔しいというか、中途半端な感じがして・・・保育士の言葉を素直に受け入れられませんでした。

それから15年過ぎ・・・車の助手席に乗っていた高3の娘が、突然、ブティックのショーウィンドーのマネキンを指さし、「保育所の頃、あのマネキンみたいにビシッとスーツ着て働いているママがうちの自慢だったの。」と話しました。私は15年前の保育士の言葉を思い出し、言葉をかけて下さった保育士に感謝しました。

何年か後にそうだったなと思える言葉や「大丈夫」ということをママ達に伝えたい、子育て中のママやパパに寄り添っていきたいと思い、子育てコンシェルジュになりました。

5年間でたくさんのママ・パパ・お子さんとの出会いがありました。
一人一人、思いも悩みも様々・・・

微力な私が、お役に立てたのか、わかりませんが、「山野邉さんがいて良かった。」と言われると本当に嬉しくて、やりがいがありました。

ママやパパ達との出会いが新鮮で、お話を聞くのがとても楽しかったです。そして、ママやパパ・お子さんの笑顔からたくさんパワーをいただきました。

私は、3月末で子育てコンシェルジュを卒業しますが、これからも、いわき市の子育て世代が笑顔ですごせますように願っています。

最後に子育て中のすべての方に「子育てに正解はない」「大丈夫(^^♪」という言葉を送りたいと思います。

5年間、お世話になりました。本当にありがとうございました。